阪田詩集と名編集者

先日、雑誌編集者の伊藤英治さんの奥様から『阪田寛夫全詩集』を頂きました。

伊藤英治さんは、にっけん児童図書出版文化賞の第2回の受賞者であり、絵本文化・童謡文化の発展に貢献してきました。

この度出版された詩集は、童謡「サッちゃん」の作者である作家の阪田寛夫さんの詩を1100編収めたものです。

2005年に阪田さんが亡くなられた後も、伊藤さんは阪田さんの家に残された資料を一つ一つ調べてたくさんの詩を発掘していったそうです。

ところが、昨年12月に、伊藤さんも詩集の刊行を見ることなく、がんのために亡くなってしまったのです。
病気が見つかってからも、病と闘いながら編集作業を続けていたといいます。

こうした苦難の中でようやく4月に刊行されることになった詩集には、編集者として命捧げた伊藤さんの想いが伝わってきます。

私も、幼児教育・童謡文化・絵本文化の発展のために微力ながら力を注いでいきたいと思っております。

阪田寛夫全詩集

阪田寛夫全詩集