大中恩さんの生誕100年を祝う記念演奏会、大変素晴らしかったです。

夏の日の生誕100年演奏会

(なつのひのせいたんひゃくねんえんそうかい)

〔季語:夏の日(夏)〕

 

2024年7月20日(土)14:00開演

紀尾井ホール

「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」「おなかのへるうた」「ドロップスの歌」などこどもの歌や、歌曲、合唱曲などの作曲家、大中恩さんの生誕100年を祝う記念演奏会が、メグめぐコール主催で、開かれた。

大中恩生誕100年記念プロジェクト実行委員会の会長の大中清子(故、大中恩さんの奥様)さんのごあいさつ、メグめぐコールの団長の安岡伸さんのごあいさつ、メグめぐコールメンバーの皆さんの素晴らしい歌声に、時のたつのをすっかり忘れて、感動の時間でした。

天国の大中恩さんも、天国で大喜び!

大中恩さんの笑顔が見える一日でした。


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大中恩さんの作曲家としての生活を、大中清子さんが語る。

映像制作:五十野惇(元NHKディレクター, 元東京家政学院大学教授), 片山有美子(アーティスト)

特別協力:渡辺研一郎(ピアニスト)

 

「サッちゃん」(阪田寛夫作詩)や「いぬのおまわりさん」(佐藤義美作詩)で知られる、作曲家の大中恩さんの音楽家としての生活を、奥様でいらっしゃる大中清子さんに語っていただきました。

 

 

北原聖子(大中清子)さん、大中恩さん、小野忠男

 

写真左から、元国務大臣 小澤潔(小沢潔)さん、北原聖子(大中清子)さん、小野忠男大中恩さん、小野節子小野菊子

 

また、大中恩さんが作曲した「ほおずき」(作詩:高田敏子)と、「幌馬車(ほろばしゃ)」(作詩:西條八十)を大中清子さんに歌っていただきました。

 

「ほおずき」

包まれているもの

おおわれているもの

かくされているものを

開くときの 心のときめき

少女の日の ときめきを

よびもどし 手にのせる

ほおずきの紅の色

 

「幌馬車」

見おくれば 君が幌馬車

はろばろと 小さくなりゆく

はろばろと 並木の路(みち)を

粉雪(こゆき)ふる夕べにとほく

ひとときの後(あと)なり

いまも 空幽(かす)か

君が馬車見ゆ

あわれそは 恋のまぼろし

月の上を 黝(くろ)くゆく鳥

 

大中清子さんは、大中恩さんが作曲家として「言葉に敏感であり特別な感情をいだいていた」とおっしゃっていました。

映像の中の大中清子さんも、一語一語を大切に、思いを乗せて歌われています。

 

以下が、完成した動画になります。

みなさまぜひ、ご覧ください。

 

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大中清子さんの益々のご活躍を祈念しております。

2024年 小野忠男

 

大中恩生誕100年記念演奏会を楽しみに

大中恩生誕100年記念演奏会(2024年7月20日紀尾井ホールにて)を大変楽しみにしております。その前祝いということではありませんが、5月24日、故大中恩さん(「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」などの作曲家)の奥様で、ソプラノ歌手の大中清子さん、お嬢様の大中ナオミさん、姉の福田菊子、妻の小野節子、孫の喜多唯千香と歌舞伎観劇をいたしました。伝統ある歌舞伎の美しさに大変感動いたしました。

 

観劇の後、帝国ホテルで、大中恩さんの思い出話、生誕100周年記念演奏会のことなどについて、お話をいろいろ伺い、楽しい時間を過ごしました。

令和6年5月24日 歌舞伎座にて

左から福田菊子、喜多唯千香、小野節子、大中ナオミさん、大中清子さん、小野忠男

令和6年5月24日 帝国ホテルにて

左から小野節子、大中ナオミさん、大中清子さん、小野忠男、喜多唯千香

谷保天満宮 津戸 最 宮司との思い出

 谷保天満宮の第64代宮司津戸最(つど まさる)さんが2023年3月にお亡くなりになりました。お人柄が円満で高潔な方であり、もうお会いできないと考えると非常に残念な思いがいたします。

 私の無二の親友の小澤潔(小沢潔)先生と津戸 宮司は、古くからのお付き合いがありました。私もそのご縁で、津戸 宮司とは何度もお会いする機会がございました。2005年4月14日に「佛浄楽」という書を贈呈させていただきましたが、その写真が見つかり、懐かしい思いがこみ上げてきました。

 

(写真左から)

国務大臣 小澤潔(小沢潔)先生、

谷保天満宮 津戸最(つどまさる)様、

小野忠男

 

「佛」 小澤潔(小沢潔)

「浄」 前田常作 書

「楽」 小野忠男 書

 

なお、この書は元国務大臣 小澤潔(小沢潔)先生と、武蔵野美術大学理事長を務めた前田常作先生、私の3人で書いた「三人一如の書」でございます。

 

「三人一如の書」につきましては、以下の2枚の写真をご覧ください。

 

 

 

 

<映像のリンク(YouTube)>

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また以前、津戸 宮司を偲んで一句詠ませていただきました。

 


天満宮亡き人しのぶ梅の花

(てんまんぐうなきひとしのぶうめのはな 忠男) 〔季語:梅の花(春)〕

令和6年2月13日、国立市にある谷保天満宮へ、梅を見に。また、昨年3月に亡くなった名誉宮司津戸最さんへの参拝に。津戸さんは、お人柄が円満で、高潔な方、もう一度、お会いしたかった・・・

 

 

まど・みちおさん直筆の「ぞうさん」の色紙

2000年8月2日、まど・みちおさんにお会いしたときに、

色紙にサインをいただきました。

まど・みちおさん直筆の色紙

表には「ぞうさん」の詩を、

裏には私、小野忠男の名前を書いていただきました。

とても貴重な色紙です。いまも大切に、にっけん小野文学館に飾っております。

 

また、この色紙を書かれた瞬間の映像もございます。

台湾で育ったまどさんにとっては、筆のペンには馴染みがなかったようです。

近いうちに動画を制作して、みなさまにもお見せできればと思います。

 

 

 

<2024年4月23日追記>

あの有名な歌、「ぞうさん」誕生にまつわるまどみちおさんの貴重なお話を動画に収めました。

ぜひご覧ください。

まど・みちおさん「ぞうさん」誕生の真実(2)。まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube

 

「大中恩 生誕100年記念プロジェクト 歌曲の会」大中清子さんの歌声を楽しみにしております

2024年3月17日(日)、銀座王子ホールにて、大中恩 生誕100年記念プロジェクト 歌曲の会〜歌い継ぐ〜が催されます。

大中清子さんの歌声を、妻や友人たちとともに大変楽しみにしております。

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初春の歌舞伎心の友とゆく

(はつはるのかぶきこころのともとゆく 忠男) 〔季語:初春(新年)〕

令和6年1月27日、初春大歌舞伎を、「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲家、故 大中恩さんの奥様の大中清子さん、お嬢様の大中ナオミさん、妻、孫の喜多唯千香と!大中恩さんをなつかしみ!

 

令和6年1月27日 歌舞伎座 吉兆 にて

 

 

まるで、大中恩さんがご一緒に観劇しているような、懐かしい気持ちになりました。

心温まる1日でした。



かぜと友だち(作詞:小野忠男 作曲:渡辺茂)歌:森野美咲 の映像ができました。2024年1月

映像制作:五十野淳(元NHKディレクター, 元東京家政学院大学教授), 片山有美子, 永井, 日並

「たきび」(巽 聖歌作詞)や「ふしぎなポケット」(まど・みちお作詞)で知られる作曲家の渡辺茂先生にお会いし、私の詩集をお贈りしたところ、渡辺先生が、 私の自宅に送ってくださった曲が「かぜと友だち」 でした。私にとっては、メロディーがついたはじめての詩です。

私は楽譜が読めませんから、娘にピアノをひいてもらって、娘といっしょに歌いました。何しろ詩の心とぴたりの曲でうれしくて、何回も歌ったことを覚えています。

 

最終的には渡辺茂先生には1999年6月より2000年12月までの間に、毎月のように渡辺茂邸で話し合い、200程作曲して頂きましたが、一番印象に残っている曲です。

 

今回、ソプラノ歌手として知られる森野美咲さんに歌って頂きました。

 


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会場:Bunkamuraオーチャードホール

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プロフィール

森野美咲

岡山市出身, ウィーン在住
東京藝術大学卒業,ウィーン国立音楽大学修士課程首席修了。
第27回ヨハネス・ブラームス国際コンクール声楽部門及び,
第87回日本音楽コンクール声楽部門で第1位受賞。
これまでにウィーン楽友協会, コンツェルトハウス,
シュタイヤーの秋音楽祭等で数々のオペラやコンサートに出演 。
2019年にはウィーンフィル夏のアカデミー「偽の女庭師」
題名役でオーストリアツアーを成功させ,
プロ野球オールスター戦開幕式で国歌独唱を務める。
2021年エットリンゲン音楽祭「こうもり」アデーレ役を好演、
ルツェルン歌劇場にてドゥ・ユン作曲現代オペラ「Zolle (土塊) 」でデビュー。
2022年バーデン市立劇場「椿姫」では題名役を務め、
5月には東京オペラシティ「B→Cリサイタルシリーズ」でソロリサイタルを開催の他、
ルツェルン劇場にてデュサパン作曲「ペレラ - 煙の男」
女王及びアローロの娘役で出演。
2023年にはシュロモヴィッツ作曲オペラ
「Electric Dreams (電気的な夢) 」
ジュネーブ歌劇場に招致されるなど、新進気鋭の若手ソプラノ。
ローム ミュージック ファンデーション奨学生、文化庁派遣海外研修員。
五島記念文化賞オペラ新人賞、岡山県芸術文化賞グランプリ、
マルセンスポーツ・文化大賞、 山陽新聞奨励賞、
エネルギア文化・スポーツ財団 エネルギア賞受賞。

 

2001年10月26日 渡辺茂先生の自宅にて

まど・みちおさん直筆の色紙