『どんぐりと山猫』『ブタノくんのほしみがき』の絵本の動画を公開しました。

『どんぐりと山猫』(宮澤賢治/作 本間ちひろ/絵 にっけん教育出版社発行)は、
宮澤賢治が生前に出版した、唯一の童話集『イーハトーヴ童話 注文の多い料理店』の冒頭におかれています。

どんぐりと山猫―宮沢賢治の童話絵本

どんぐりと山猫―宮沢賢治の童話絵本

 

 

『ブタノくんのほしみがき』(小沢正/文 にしかわおさむ/絵 にっけん教育出版社発行)は、児童文学作家の松谷みよ子さんが、「小野さん、良い絵本を出版しましたね。」と、すぐに喜びの電話をくださいました。
またNHK松山放送局いよかんワイド」「伝ちゃんの本棚」でも取り上げられました

ブタノくんのほしみがき (にっけんの創作絵本)

ブタノくんのほしみがき (にっけんの創作絵本)

 

 


どちらも、絵本の読み聞かせの後に、中央大学教授の加賀野井秀一先生と、NHKテレビ「おかあさんといっしょ」「なかよしリズム」の元ディレクターで、元東京家政学院大学教授の五十野惇先生、と私の3人で、絵本についての対談をしています。

お子さまと共に、お父様、お母様も楽しんでいただければと思います。


小野忠男の親子で楽しむ絵本の世界シリーズ~幼児から大人まで楽しめる~どんぐりと山猫~宮澤賢治/作、本間ちひろ/絵、お話/五十野惇、加賀野井秀一、読み聞かせ/築野友衣子、 映像制作/片山有美子

 


小野忠男の親子で楽しむ絵本の世界シリーズ~幼児から大人まで楽しめる~ブタノくんのほしみがき~小沢正/文、にしかわおさむ/絵、お話/五十野惇、加賀野井秀一、読み聞かせ/かんなみまどか

手先を使う生活を!

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 今回は福沢諭吉を通して、普段の家庭生活の中で、手先を使うことの大切さについてお話したいと思います。

 福沢諭吉は手先が大変器用な子どもでした。障子が破れていれば、自分で綺麗に張り直したり、畳の破れも針と糸で直しましたし、箪笥のカギがなくなった時は、釘の先をまげてカギを開けることができたといわれています。ずいぶん手先の器用な子どもだったのですね。

 現代は、人々の暮らしが便利になりましたが、それと同時に子供たちの器用な手を奪うことにもなっています。

 ですから、現代の子供たちは、福沢諭吉のように生活の中で手先を使う機会を与えていただきたいと思います。例えば、食器を洗ったり、お料理の手伝いをしたり、それから部屋の片付けなども、手先を使ういい機会ですね。

 人類は手先を使うことで、頭脳が発達したといわれています。指先の運動は、言葉を操る力や思考力、記憶力、運動能力などを司る大脳と密接に関係しているといわれており、それだけに、手先を使うことは、子供の頭脳の成長に大きく貢献するのです。

 どうぞ、家庭生活の中で、子供たちが手先を使う機会を与えてあげてくださいね。

 


小野忠男の幼児教育コラム5・福沢諭吉「手先を使う生活を!」

 

まど・みちおさん、詩について語る

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  まど・みちおさん(当時90歳)    小野忠男(当時55歳)
                        2000年6月5日撮影
    
まど・みちおさんは、詩について、対談中に、こんなことも話されていました。
「なるべく人が使わない言葉を使いたいですね。新しい擬音で、しかも、しっくりいくものが良い。人によって感じ方が違うから、普通とは違ったものを使いたいなぁ、と思いますよ。昔、ある学校の先生の集まりで、先生から私の詩について「こんなのダメだ」と言われたことがありました。「今まで使われたことがない、違和感を覚えてダメだから」という理由だったんです。しかし、私は今まで使われた言葉以外にどんな表現があるのかをいつも考えているんです。誰も考えたことのないものを表現したいですね。それを感じ取ってくれる人がいたら嬉しいなぁ、と思いますよ。例えば、「黄色」を題材にした詩があって、「なのはな」や「レモン」の黄色の他に、「ひばりのおしゃべり」を加えた。つまり3つのうち 2つはみんなの知っているものを入れて、私の感じた新しいものを1つ加えている。「黄」という題で、私と同じように感じてくれると嬉しいです。


と なづけられた
きひんある そのいろは
たとえば
天からの ひばりのおしゃべりに
みわたす なのはなに
てのひらの レモンに
ほこりたかく いきづいている (以下略)

 もちろん10人中10人で感じ方が違う。カッコウの鳴き声も「カッコー」だけでは飽きてしまう。物足りない。人間は同じことをすると飽きるんです。どんなに好きなものでも、10日、1ヶ月も食べ続けると嫌になってしまう。五感に対する刺激もいつも同じだと嫌になってしまう。飽きるという感覚を他の動物も持っている。飽きるという感覚を持たせてもらっているということは、意味のある素晴らしいことでしょうね。」

横綱 稀勢の里の引退表明を聞いて

大相撲の横綱稀勢の里が現役引退を表明しました。
中学を卒業後、角界入りし、一心に稽古に励み、大関、19年ぶりの日本出身の横綱になり、怪我などもあり2年で土俵を去ることになりました。
ファンの一人として、心からお疲れさまでしたと、申し上げたいと思います。

    稀勢の里関        小野忠男
写真は、大関の頃に撮ったものですが、お会いして、必ず横綱になると確信。

子どもたちのファンも、全国にたくさんいたと思います。
これからは、荒磯親方として後進の指導にあたるとのこと、これからも角界のためにご活躍されますよう期待しております。

まど・みちおさんのお人柄について


   左 小野忠男    右 まど・みちおさん
                    2000年8月2日撮影

今日は、まど・みちおさんのお人柄が良くわかる対談が収録されたお話を紹介します。

まど 苦手な人はね、私が近づかないようにしてた。僕はね、なるべく人に会いたくない、1人の方が好きだった。引っ込み思案なんでね、怖気づいてしまうところがあってね。自分のものを勝手に書くだけだったから。
尾上 だからいい作品ができたんですね。
小野 社交ばっかりしている人だったら、逆にいい作品ができなかった可能性があったわけですね。
尾上 まど先生は60過ぎてからのご活躍が素晴らしい。お若いころの『昆虫列車』のような作品からずっとその道をコツコツやってらっしゃってたから、大成なさったんですね。
小野 社交とかにのっからずコツコツ地道に続けられてたんですね。
小野 先生は子どもの頃から恥ずかしがりやだったけど、今もそうなんですよね?
まど なかなか性格は、子どもの頃から変わるもんじゃないね。
小野 まど先生のお話はいつも面白い。先生は落語が好きなんですか?
まど 昔はよく聞いていましたね。
小野 先生の話にはオチがあっておもしろい。
尾上 それだけ生活が豊かでいらっしゃるんですよ。
小野 先生悩みなんてないですよね?
まど そんなことないですよ。作品仕上げる時とね、書き方でこれはダメだ、て思うとき、案外生きてくるんですよ。何事も、すぐにあきらめちゃだめってことですね。昔と今じゃ違う、昔は一度書いたら直せなかったけど、「今はああでもない、こうでもない」って迷えるからね。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年のお正月は、妻の節子と、徳川家康が若き日を過ごした浜松城を訪ね、久能山東照宮をお参りいたしました。
子どもたちやご父母、先生方、にっけん全体の成功と発展をお祈りいたしました。


三日は、毎年恒例の小野家の新年会を、四ッ谷のホテルニューオータニにあるお寿司屋さんの久兵衛で催しました。
大間のまぐろの握りも出て、家族みんなで笑顔でお寿司をいただき、新年をお祝いいたしました。


今年も皆様のご健康、ご多幸を祈念申し上げます。

「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の大中恩さん、逝去の報を受け


    大中恩さん       小野忠男 (ホテルオークラにて)


「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」などで知られる作曲家の大中恩さんが94歳で亡くなる、との知らせを受け、驚きと悲しみに包まれております。今年の7月に、大中さんのコンサートのご招待券をいただき、家内の節子と二人で伺ったときは、お元気なご様子でした。
大中恩さんの美しい笑顔、楽しい会話のひとときが、思い出されます。


お父様の大中寅二さん、お母様の大中文子さん共に、敬虔なキリスト教の信者で、大中恩さんもキリスト教を深く信じていらっしゃったと思います。
神の御もとへ召された大中恩さんの、平安を心よりお祈り申し上げます。


  小澤潔先生 北原聖子さん(大中清子さん) 小野忠男 大中恩さん 小野節子 福田菊子
   2007年7月24日 大中恩さん83歳の誕生祝い (ホテルオークラにて)


      松谷みよ子さん  大中恩さん  小澤潔先生  小野忠男  岩崎京子さん
   2006年1月16日 第3回にっけん小野童謡文化賞 贈呈式 (帝国ホテルにて)