伸芽会 大堀秀夫先生の思い出の茶会

2018年5月23日、幼児教室 伸芽会創立者 大堀秀夫先生の思い出の茶会を、くにたち小野ビルの茶室で行いました。

1969年7月、私が24歳の時に縁あって伸芽会に勤務し、2年半の間、大堀秀夫先生には大変お世話になりました。1971年3月大隈会館で催された結婚式では、主賓として心温まるスピーチもしてくださいました。

結婚式での大堀秀夫先生

大堀秀夫先生     小野忠男      小野節子

私が、今日あるのも大堀秀夫先生のおかげで、いつも感謝の気持ちでいっぱいでおります。

【大堀秀夫先生のプロフィール】
昭和2年、東京都豊島区生まれ。立教大学大学院・教育学研究科を卒業後、立教大学・助手および文化女子短期大学・講師として勤務。その後、東京で幼児教育の専門機関「㈱伸芽会」を設立し、晩年まで社長を任務した。大堀さんの両親は福井県大野市出身であり、大堀さん自身も戦時中に大野氏に疎開していた経験があったことから、東京で「㈱伸芽会」を経営しながらも、福井県の教育界に貢献したいと考え、昭和50年9月10日、親戚の前理事長・桑森眞介の実家を事務所として、「財団法人伸芽会育英財団」を設立した。設立に必要な資金の大部分は大堀さんが拠出し、初代理事長は大堀さん自身が務めた。著書に幼児教育用図書「子供を大きく伸ばす小学校受験ー私立・国立小学校入試合格の大切な真実、小学館、1995年」など多数。

今回のお軸は、文化勲章受章者の澤田政廣氏による、鍾馗様の絵です。
鍾馗様は、端午の節句に子どもが健やかに育つことを願って、飾られます。学業成就に効があり、子どもの守り神と言われています。
大堀秀夫先生はまさに、子どもの成長を見守る、守り神そのものだったと思います。

今回の茶会には、NHK番組「おかあさんといっしょ」「なかよしリズム」の元ディレクターで元東京家政学院大学教授の五十野惇先生、サックス奏者の坂田明奈さん、「たきび」「ふしぎなポケット」の作曲家の渡辺茂さんと私で作った童謡を歌ってくださっている、童謡歌手のかんなみ まどかさんも参加されました。

本多宗歩先生の点てくださったお茶を、恩師 大堀秀夫先生への感謝の気持ちで、先生や友人の皆さんと共に、美味しくいただきました。

前列右端が五十野惇先生、右から2番目が本多宗歩先生