友人の小澤潔(小沢潔)先生のご招待で国立能楽堂へ行ってきました。

演目は「杜若」「橋弁慶」「蚊相撲」で、特に「伊勢物語」を題材とした「杜若」が印象的でした。
伊勢物語」のモデルは六歌仙の一人、在原業平とされています。
今回の「杜若」でも、

からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ

という歌が何度も登場します。
この歌は、頭文字を取ると「かきつばた」となっているように業平の芸術性が窺えます。