たきび

日野駅のホームに降り立つと「たきび」の発車メロディが聞こえてきます。
その度に、「たきび」の作曲者である渡辺茂さんと『親子で楽しむ童謡集 第1集』のための童謡を2人で作ったのを思い出します。

『親子で楽しむ童謡集 第1集』には渡辺先生直筆の「たきび」の楽譜も収録しております。ぜひお手に取ってご覧ください。(『親子で楽しむ童謡集 第1集』84ページ にっけん教育出版社)

1995年に最初にお会いしたときに、
「私の詩から一曲でもいいので作曲していただきたい」
とお願いして、気づけば1999年6月からの1年半で、204曲も作曲して下さいました。
渡辺先生は、
「作品は永遠に残るものだから」
と仰って、精魂込めて作曲されていました。
奥さまは、「主人にライフワークができた」と仰っておられましたが、渡辺先生にとっては作曲が一番大好きなお仕事だったのだなあ、と感じました。

今でも童謡集を手に取ると渡辺先生の作曲への情熱が思い出されます。
懐かしい思い出です。

2001年10月26日 渡辺茂先生の自宅にて


以前、渡辺茂さんから頂いた直筆の色紙です。
渡辺さんの代表作である、「たきび」と大きく書いてくださいました。