父の思い出と孫たちの誕生祝い


(昭和25年1月8日撮影) 上段左から父小野昌一、兄隆士、兄輝治
下段左から小野忠男(4歳)、姉菊子

10月14日(日)17時半から鉄板料理「八王子うかい亭」で孫たちの誕生祝を致しました。
松茸料理が出たときは、ふと父(小野昌一)のことを思い浮かべました。私の父は旧郵政省の役人で家は貧乏でしたが、秋になると松茸だけは必ず楽しむ優雅な一面がありました。
にっけんさん、にっけんさんと、親しく話しかけてくださるお店の方の温かい心配りに大変感動いたしました。
孫たちも、目の前で作り上げられる鉄板料理やシェフの方との会話も楽しんでいるようでした。

息子の小野和俊も「八王子うかい亭のお料理のクオリティに圧倒された一夜」と大変喜んでおりました。
親から子へ、子から孫へ、家風や教育方針が伝えられるのは当然のことですが、食文化も伝わっていくのだなあとしみじみと感じた秋の一日でした。

孫たちの誕生祝い(八王子鉄板料理「八王子うかい亭」にて)

小野和俊

まど・みちおさん子供の頃 台湾時代 捕虜の話 まど・みちお小野忠男3


まど・みちお さんの半生。
山口県徳山市(現在の周南市)時代から台湾時代

映像制作者:五十野惇
NHKにて「おかあさんといっしょ」「なかよしリズム」海外取材番組「童話の国々」などの元ディレクター、元東京家政学院大学教授。 


    小野忠男        まど・みちおさん
小野 まど先生は子どもの頃、班長とか級長とか、なったことがないんですって、目立たない子だったんですって。
尾上 まぁ、大人しいタイプでいらっしゃっるから。
まど 劣等生ですから、とにかく。
尾上 お歌が上手だから、お歌をみんなの前でお歌いになって。
まど 歌と絵だけですよ、ほめられたのは。あとはだめ。
小野 歌はやっぱり先生、みなさんの前で?
まど 先生が、お前歌えって。ただおじいさんと2人で暮らしていましたからね。友達はね、兄さんとか姉さんとかいてね、いろんなね、きれいな歌をね、私の知らない歌を覚えてくるんですよ。それが本当にうらやましくてね。
小野 兄さんやなんかがいるから、そこから覚えてくると。
まど 私は何も知らない。おじいちゃんしかいませんからね。誰からも教えてもらえないんでね。それが本当にうらやましくかったですね。学校でも教えてくれないですからね。
福田 じゃぁみんなの前ではどんな歌を?
まど 習った歌を歌うんです。
福田 海は広いな大きいな〜とか?
まど 何を歌ったかは今は覚えていないですけどね。
小野 われは海の子〜へぇ〜。

尾上 今年は本当に暑くて猛暑だから、先生が一番暑さにお強いのかしら。
まど いや私もそんな、台湾にいましたからね。相当暑さには、自信があったけどほんと今回暑いですね。
小野 台湾の子ども時代の記憶っていっぱいありますか?
まど それは数えきれないほどあるでしょう。
小野 いくつまで何歳までいらしたの?台湾は。
まど 昭和18年だから30代か40代くらいまでね。それまでずっと台湾にいましたからね。
小野 じゃあ本当にずっと台湾でお過ごしになられたんですね。
まど 灰をね、もみがらをね、真っ白になるように焼いて、それが灰になってるんです。それを担いでね、「はーい」って。それから豚の血ね。あれも。もうなんでもかんでもみんな売りに来るんです。それを名前を言いながらね、切って。
尾上 豚の血、何にするんですか?
まど 台湾は料理に使うらしいですよ。
尾上 飲むんじゃなくて。
まど もう固まってます。豚の血は液体ですけど、あれは羊羹みたいに固まりますから。
小野 じゃあなんでも商品にするっていうことですね、先生。
まど それで稼いでるんだからね。
福田 その時先生は子どもだったんですよね?
まど そうですね。
小野 先生は子どもの時から兵隊までずっと台湾で過ごしたんですね。
まど 芝居がね、とってもね、手でやる芝居とか体でやる芝居とか、全部村を回るんですよね。祭りなんかの時は、あっちやらこっちやら回ってましたよ。最後はフィリピンの捕虜になっとったんです。
小野 先生が捕虜に?
まど 最後はね、シンガポールで捕虜になっとったんです。イギリス兵がね、(シンガポールを)占領してたんです。毎日使役、雑務にね、土掘ったり物運んだり、引っ張りまわされるんです。
でもね、アメリカ人が捕虜に英会話を教えとったんです。その英会話を受けた者のなかでね、成績がいい者がね、使役をしないで通訳するようになってね。私は通訳するようになったんですよ。
小野 すごいじゃない、先生。
まど ところがね、英語を使おうと思ったら、台湾語がでちゃうんです。
台湾語でね、慣れとったでしょう。今はみんな忘れましたけど。台湾語が出たりしてね、もう本当に笑いましたけどね。
小野 先生は使役じゃなくて、通訳の方に・・・
まど 通訳だから、あれは助かったですよ。その先生がね、アメリカにおった人ですけどね、日本人ですけどね、英会話をやってくれたんですよ。そこに30人くらい出席しとったんですよ。その中から4、5人選ばれてね。
小野 30人のうち4、5人が通訳になったんだ、先生。
じゃ先生は、言葉に対するあれが(能力が)優れていたってことかな。ねぇ、先生、言葉に対する・・・どうか知りませんけどね、先生。あるいは英語が得意だったとか。
まど いえいえ英語は得意っていうんじゃなくて。
尾上 先生は本当になんでもおできになりますよね。橋の設計図とかを描いて、その工事をやってらしたんだから。理系のそういうことがおできになる方ですから。
福田 さっきも幾何がすごいって言ってね。
小野 先生、設計もなさってたんですよね。
まど 設計というのはね、力学なんですよ。例えば橋を架ける時にね、ここにどれだけの重さをおいたらこれが壊れるかとか。そういうことなんですけどね。だから力学の本を見てすれば、まあ誰でもできることなんだけどね。アーチみたいなものになると、また計算も違うんですよね。
鉄骨とかね、無数にあるわけで。それで私は工業学校しか出てないんだからね、力学やったって言ったって一番初歩的なものなんですよ。だからそういうところに入ったけれども。設計するって言ったって欄干を設計するって言ったって、手すりを作るくらいでね。それは面白かったですよ、デザインするのはね。だけどその力学の方までいかないんですよ、はじめはね。後から少ししましたけどね。
小野 設計の勉強をしていたから、先生の絵は、図形的な絵が多いんですね。(まど・みちお先生の絵は図形的なものが多いので、不思議だなと思っておりましたが、設計をされていたとのことで、納得した次第です。)

まど・みちおさん「ぞうさん」はじめは、團伊玖磨ではなく、酒田富治が作曲。まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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まど・みちおさん「ぞうさん」誕生の真実。まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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まど・みちお さんの半生。山口県徳山市(現在の周南市)時代から台湾時代。まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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まど・みちお さんの創作力。まど・みちお さんは絵や詩をどのようにつくられるのですか?まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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まど・みちお さんの健康法と発想法。聞き手「詩人・にっけん教育出版社代表:小野忠男さん」まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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「ふたあつ」(まど・みちお/作詩 山口保治/作曲)。小野忠男、五十野惇、片山有美子、星野梨沙、小野節子、永井雄大、岸田玖実子、喜多唯千香、喜多貴子、喜多皓美、喜多美琴、北川明奈、平井香穂、福田菊子 - YouTube
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まど・みちおさんが語る「ぞうさん」誕生の真実まど・みちお小野忠男


まど・みちお さんは、童謡「ぞうさん」の歌詞を動物園に訪ねてから書かれたのですか?

映像制作者:五十野惇
NHKにて「おかあさんといっしょ」「なかよしリズム」海外取材番組「童話の国々」などの元ディレクター、元東京家政学院大学教授。 


小野忠男        まど・みちおさん
2000年8月2日まど・みちお×小野忠男ぞうさん」の対談映像より
まど ぞうさんについてはもう嫌になるほど聞かれてますね。別に特に深い意味はなくて、ただお鼻が長いというだけで、別に意味があるっちゅうわけじゃなかった。それがあとからもう何度も聞かれるものだから、もっともらしい理屈をつけてね。だんだんそれが洗練されていくんでね。
小野 先生の本を読んだら、動物園に戦後あの上野動物園に行かれたのかな?あの、子供連れて行ったときに…
尾上 あれはね、新聞記者の作り話。それでね、先生は「私はぞうを書くために動物園に行くなんてことはしません」ってどこかでおっしゃってるの。
まど 新聞記者が作ったていうのは、私が、「あれも知らないこれも知らない」って、聞かれる質問を「みんな知らない」っていうもんだから、(新聞記者が)「じゃあ私が作りましょう」って言って作ったものなんですよね。だから私は覚えていないんですよ、実際ね。
小野 あの本で読んだら、「ぞうさん」が、先生がお子さんか誰か連れて動物園に行って、それで見て作ったっていうと自然な感じがするんですよね。読んで。
まど あの新聞記者、創作能力があるんですよ。
小野 僕なんかそれ読んで「はぁー」と思ってそれで終わっちゃったのですが…
まど 歌なんかでもすごく流行った歌には作り話が必ずくっついてくる。あの童歌(わらべうた)がね、似てるけど、どことなくみんな地方によって少しずつ変わってるでしょ? 要するにあれはその地方の人が歌いやすいように歌ってる。歌いやすいように歌ってるからみんな変わっていく。それと同じですよね。
小野 そうすると先生が作詞したのとは違って、またプラスで誰かがそこからイメージして作ったのをまど先生がOKて言っちゃったわけだね?
尾上 そのねぇ、わかるんですよ。こういろんなことね、記者に次々次々聞かれてね、「じゃあこういうふうにまとめさせていただきます、いいですね」て言うと、「はい」て言ってね。先生は気がいいからおっしゃるでしょう?
小野 うちの5ヶ月の孫がいてね、いちか(唯千香)っていうんです。ちょうど尾上(尚子)さんね、「ぞうさん」歌ってたんです(私の娘が)こう抱っこしながら。「いちかちゃん、いちかちゃん、だあれがすきなの」「そうね、かあさんが好きなのよね」て孫に3番作って歌ってたんですよ。だからあの温かいメロディーと詩にそういう親子の温かさがにじみ出てるんですね。4ヶ月〜5ヶ月の0歳の子が、お母さんがね聞かせてあげて、あれ歌ってるお母さんの方が抱っこしながら歌いやすいのかな?
尾上 そうですね。やっぱり単純でわかりやすくてなじみがあって、ぞうさんの歌で、優しいでしょう。メロディーも良いですよね。あの鼻のぶらぶらの感じがぞうさんぞうさんってね、だから子供はだれでも好きですね。
小野 「ぞうさん」ってあれ0歳からの童謡ってなってるでしょう。童謡は何歳からっていうのは関係ないんですね。
まど きちんと何歳からっていうことは、私はないと思いますね。



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「ふたあつ」(まど・みちお/作詩 山口保治/作曲)。小野忠男、五十野惇、片山有美子、星野梨沙、小野節子、永井雄大、岸田玖実子、喜多唯千香、喜多貴子、喜多皓美、喜多美琴、北川明奈、平井香穂、福田菊子 - YouTube
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「ぞうさん」(まど・みちお作詩 酒田富治作曲)まど・みちお小野忠男

ぞうさん」の対談映像

「ぞうさん」(まど・みちお 作詩 酒田富治 作曲)消えた幻の童謡「ぞうさん」はじめは、團伊玖磨ではなく、酒田富治が作曲

映像制作者:五十野惇
NHKにて「おかあさんといっしょ」「なかよしリズム」海外取材番組「童話の国々」などの元ディレクター、元東京家政学院大学教授。 


まど・みちお×小野忠男 「ぞうさん」の対談映像より
ぞうさん」といえば、まど・みちお作詩、團伊玖磨作曲の歌が有名ですが、実は、それより以前に「ぞうさん」の歌を作曲したのが、酒田富治です。「ぞうさんまど・みちお作詩、酒田富治作曲がありました。
まど・みちおさん(当時90歳)と私は、2000年8月2日に、「ぞうさん」について、お話しました。

映像の通り、まど・みちおさんは、依頼を受けた時のことを、次のようにお話しておられます。

幼児教育家の酒田富治が、まどさんに幼児向けの詩を書くよう依頼しました。

「酒田富治さんっていう 尾山台小学校の先生がいらっしゃって、その人が音感教育をしておられた。絶対音感だとか何だとか、やかましく言ってるんですよね。2、3年前からね。それはその人がやっとったんですよ。・・・
全然私は何も知らないからね、もう私が編集にはいっとったんですけどね、何も知らんくせに、そしてあの音楽の方の作曲をやってもらいたいんだけど誰が良いでしょうか?って言ってね、顧問をやっとた山下俊郎先生っちゅうもんがいたんですけどその人から聞いたんです。
そしたら、その人が「酒田富治さんという人がいますから。」とおっしゃったんです。
それでその人に作曲してもらうことになったんだけれども。その人がね、もうごく幼い子ども、赤子に毛が生えたくらいの子どもにね、作品集を作るって言うから私に「(詩を)書いてくれ。」っておっしゃったんですけれども。それで頼まれて、私はずーっと書かないでいたんだけれども、ある時会社(国民図書刊行会)から帰ってふと思ってね、ぱーっと書いたんです。5編ほど。それでその中の1つが「ぞうさん」なんです。翌日の朝ね、それをはがきに5編書いてね、その人に送ったんですけど。」
とおっしゃっています。
そして、酒田富治が作曲したのが、「ぞうさん」(まど・みちお作詩、酒田富治作曲)の歌です。

詳しくは、諸井三郎、酒田富治 1966年 『山下俊郎責任編集 幼児保育教室-5- 保育のための音楽教育』をご参照ください。


NHK番組「おかあさんといっしょ」、「なかよしリズム」の元ディレクター、東京家政大学元教授として知られる五十野惇先生が、皆さんに分かりやすいように、酒田富治作曲の「ぞうさん」のメロディーを映像化してくださいました。

ご興味のある方は、以下のリンクからまど・みちおさんの映像をご覧になってください。

まど・みちおさん「ぞうさん」はじめは、團伊玖磨ではなく、酒田富治が作曲。まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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まど・みちおさん「ぞうさん」誕生の真実。まど・みちお×小野忠男 映像制作:五十野惇(元NHKディレクター、元東京家政学院大学教授) - YouTube
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「ふたあつ」(まど・みちお/作詩 山口保治/作曲)。小野忠男、五十野惇、片山有美子、星野梨沙、小野節子、永井雄大、岸田玖実子、喜多唯千香、喜多貴子、喜多皓美、喜多美琴、北川明奈、平井香穂、福田菊子 - YouTube
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友人 五十野惇先生 傘寿の祝いの茶会

8月29日、友人 五十野惇先生の80歳の誕生祝の茶会を、くにたち小野ビル茶室で催しました。
今回の掛軸は、「清流無間断」です。
−清い水の流れはとどまることなく続く、人生も、また−
五十野惇先生は、NHKテレビ「おかあさんといっしょ」「なかよしリズム」、海外取材番組「童話の国々」等のディレクターとして、
また、東京家政学院大学教授としてもご活躍されました。

童謡「たきび」「ふしぎなポケット」の作曲者の渡辺茂さんとの対談映像制作、「ぞうさん」の詩の、まどみちおさんとの対談映像制作、「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲者の大中恩さんとの対談にも参加され、今も茶会、私の親子で楽しむ絵本の世界シリーズの映像制作、絵本の対談などお世話になっております。
現在、大中恩さん94歳、五十野惇先生80歳、まさに今回の掛軸「清流無間断」の貴い人生を送っていらっしゃいます。


五十野惇先生      大中恩さんご夫妻    小野忠男
       (2006年4月 帝国ホテルにて)

本多宗歩先生の点てくださる心温まるお茶を、友人で中央大学教授の加賀野井秀一先生はじめ、友人、教え子の皆さんといただき、
五十野惇先生の傘寿のお祝いをいたしました。
これからも、ますますお元気でご活躍くださいね。

  小野忠男   五十野惇先生   加賀野井秀一先生

前列中央:五十野惇 先生  本多宗歩 先生  加賀野井秀一 先生


五十野惇先生 傘寿の祝いの茶会の様子


五十野惇先生 制作の映像作品
「たきび」作曲者の渡辺茂氏と小野忠男との対談映像


ぞうさん」の詩の、まどみちお氏と小野忠男の対談映像

『セロひきのゴーシュ』宮澤賢治作の動画を公開しました

最初上手くセロをひけないゴーシュが、毎夜訪ねてくる動物たちと共にセロをひくうちに、みんなに感動を与える演奏ができるようになったというお話です。
教育学的にいうと、これは ”自学自習” の精神を現しているといえるでしょう。美術教師の片山有美子さんが、本間ちひろさんの絵を躍動感溢れる親しみやすい映像にしてくださいました。中央大学教授の加賀野井秀一先生、読み聞かせの築野友衣子さんとの対談も、知見豊かなお二人による見解は大変興味深いので、お父さまお母さまも、宮澤賢治によるセロひきのゴーシュの世界をご堪能ください。

お子様、お父さまお母さまご一緒に映像を楽しんで頂きたいと思います。

左:加賀野井秀一先生     中央:小野忠男    右:築野友衣子さん

カナダの大自然の美しさに感動して

6月22日〜28日まで、妻の節子とカナダを旅行しました。
写真のようにカナダの大自然、湖の色の美しさに感動しました。

ナイアガラの滝では、水の流れの雄大さ、力強さに圧倒されました。

     左:小野忠男      右:小野節子
昨年はイタリア、それ以前にもニューカレドニアタヒチ、インドなど旅行しました。
これからも様々な国の文化や自然に触れて、教育や絵本、童謡などの創作活動に生かしてゆきたいと思っています。